令和元年10月26日(土)、マレーシアのランカウイ島で開催された、IRONMAN Malaysiaに、K・Kさんが参戦されました。

K・Kさんは2001年のIRONMAN 済州島の出場から18年ぶりにIRONMANに参戦。このマレーシアで2020年のハワイスロットGETを目標にトレーニングをされていました。

飛行機でのバイク輸送の際に、後輪のディスクブレーキローター部分が歪んでパット部分に大きく擦れる状態になっていたり、Di2コードが断線してしまっていたり(これは筆者の私ならかなり動揺します)、さらには前輪のディスクが歪むなど、大変なバイクトラブルに見舞われてしまったそうです。幸い、筆者の私は海外のアイアンマンに6回出場した中で、こうした酷いトラブルには見舞われたことはないのですが、飛行機会社によってはだいぶ乱暴に扱われることもあるようです。

ランカウイ島はリゾート地で、海も凄く綺麗なイメージがあったのですが、K・Kさんによれば、プランクトンが多くて、透明度はゼロ。手賀沼を泳いでいるようだったとのこと・・・海外のアイアンマンでこの海のコンディションは、ちょっとテンションが下がりますね。

スイムは2周回の3.8km。途中で一度砂浜に上がって、もう2周目に入るパターン。水温が高く、ウェットスーツは着用禁止だったそうです。せめて綺麗な海だったら、最高でしたね!

バイクはランカウイ島を2周半の180km。9割が内陸部のコースで、強烈な上りもないので、暑さと路面への対応が出来れば、走りやすいコースだったと感じられたそうです。途中、モンキーゾーンという、猿が生息しているエリアで、ランカウイ島の中でも特に自然が多く残されている場所を通過されるそうですが、そのゾーンのアップダウンの下りで、前輪ホイールにブレが生じ、下りのスピードが大幅ダウンせざるを得ない状況に見舞われてしまったそうです。ちなみに、モンキーゾーンで猿は見かけなかったそうです。

また、ランカウイ島民の個性なんでしょうか。エイドステーションの方々が大変のんびりとしていたそうで、エイドで手渡しでボトルを受け取ることができたのは最初だけで、次からはボトルが間に合わず、水も入ってなかったりで、自分でボトルに水を入れ替えて対処しなければならない状態で、選手が到着してもボトルを渡そうとせず、後ろ向きで話をしている方が多くいたそうです。全然エイドステーションになってないですよね(笑)過去に出場した、同じく南国のフィリピンIRONMANでは、このような人達はいなかったので、これはやはり島民の個性なのかもしれませんね。

ランは2周半の往復で42.2km。屋内のトランジットエリアでガンガン冷房が効いているところから、外に出た途端にムシ暑さで大減速してしまったそうで、2km毎のエイドステーションでは、ドーハで競歩選手が使用していた氷が入る帽子に氷を入れ、150ml程のペットボトルを両手に持ち、頭から水を被る繰り返しだったそうです。

コース自体は、アップダウンゼロの超フラットコースだったそうですが、ほとんど日陰がないため、陽射しと蒸し暑さが非常に厳しく、かなり厳しいレースコンディションだったそうです。

今回、13時間38分41秒でフィニッシュされ、60-64カテゴリーで5位という結果に、K・Kさん自身は納得がいかない結果だったそうですが、ハワイへは手が届かないとは思わないので、今回の経験を良い教訓にして、来年4月のIRONMAN台湾で、ハワイスロットGETを目標とされるそうです!台湾でのリベンジ達成、応援しています!!


【K・Kさん、完走おめでとうございます!】


【フィニッシャーメダル。これ、メチャクチャかっこイイですね!!!!】


【フィニッシャーポロシャツ。うん、マレーシアはメダルと共にハイセンスですね!!】